- 先に結論
「この条件は捨てられない」「この条件は妥協できる」と判断のラインを決めるといい。
下見をして自分の目で見て決めるのがいい。
当然ながら、実家を出たら新しい住みかが必要になります。
どういうところに住めばいいのか……今回はアパート・マンション選びに関する僕なりの考えを書いていきます。
どの辺りに住むか
学校や職場から近いか遠いか
僕は学校や職場から近い所に住む方がいいと思います。遠いと移動だけで疲れてしまいます。
近いと周りが学校や職場の知り合いばかりになって面白くない、と考える方もいます。そういう見方もあるかも。
あえて学校や職場から離れたところに住むのなら、交通の便がいいところに住むのをオススメ。
ある大学の近くに学生さんが大勢住んでいたんですが、地下鉄ができたことであちこちの駅近くへ散ってしまったとか……そうやって引っ越した学生さんたちも、「近くは知り合いばかりでつまらん」「離れているけど学校に行きやすいところで暮らす!」と決めたのかもしれません。
1人が心細いなら
1人暮らしは自由で楽しいんですが、寂しさを感じる場合もあります。いきなり1人で何でもかんでもするのが不安かもしれません。
そういう状態が予想できるなら、実家の近くとか実家へ帰りやすいところ(バス・電車1本で移動できるとか)に住むのもいいです。周りには「自分の部屋が1つ増えただけじゃない?」と言われるかもしれませんが。
しかし実家に帰りにくいという場合もあります。
そういうときは実家じゃなく親戚や友達の家へすぐ行けるところで暮らすと安心です。
住むところはそう簡単に実家とかへ帰れないくらい遠い……という場合もあります。
そのときは実家とかへの移動に使うお金(新幹線代や飛行機代)を封筒にでも入れて、どこかに置いておいてください。
そのお金は絶対に使わず保管……「これは絶対に帰りたい」となったときのために取っておくわけです。
近くにあってほしいお店など
コンビニは便利なお店。しかしよく品物が割高になっています。
コンビニよりはドラッグストアの方がお得に買い物できます。
人によっては「病院が近くにあると安心」という場合もあります。
「週に一回は吉野家で食べたい」という方は吉野家の近くに住むのがいいかもしれません。
必要なものは人それぞれ。最も大事な店が近くにあると助かります。
家賃はいくらくらいがいいか

昔からよく言うのは、「家賃は給料の3分の1以下がいい」という話。「給料の3割」という意見もあります。
今どきは値上がりがひどいので、安く済ませられる方がいいです。
こういうところはまずい?
人にもよりますが……
コンビニの上
コンビニが近いと便利ですが、上で書いたように今どきのコンビニは割高。
それにコンビニは人がたむろして騒がしくなることもあります。人によっては「うっさい……」となりかねません。
料理店の上
個人的に最も避けたい場所。
お店の方は衛生的に注意しているはずですが、どうしても出るんですよ……人類の敵であり台所をはい回ったりする黒いあいつらが……
そういうのが上がってきたら嫌すぎます。
同じ理屈で歯科診療所の上もどうかと思います。切ったはったするので、血の付いたものがゴミとして発生します。血も残飯と同じく連中のエサです。
美容院はどうでしょうか……血は出ませんが、湿り気はありそう。
テナントの上
1階がスマートフォン専門店辺りならいいかもしれません。
しかしもしかすると入れ替わるかも……上に書いた料理店などが新しく入ったら……
表通り沿いや繁華街の近く
これは人によって評価が分かれるところ。
ある人は「にぎやかでいい」「人がいるから安心」と言うかもしれません。
ある人は「いつも騒がしくていらつく」と言うかもしれません。
排気ガスが窓から入ってくるのも人によっては健康の害になります。
駅の近く
これも人によって評価が分かれる要素です。
ある人は「すぐ電車やバスに乗れるから便利」と言います。
ある人は「いつも騒がしい」と言います。
線路の近く
僕のじいちゃんは線路の近くに住んでいました。だから僕からすると踏切の音や電車の音は懐かしいものです。
しかしそう思うのは一部の人間だけ。普通は「踏切や電車の音はうるさい」と言うんじゃないでしょうか。
学校の近く
子供たちの声をうるさいと感じる方もいます。運動会のときとか大変です。
僕は賑やかでいいと思います。しかし車を出し入れするときに小さい子がちょろちょろしたら危ないと感じます。
とか何とか言いましたが……
ああだこうだこだわりすぎるといつまでも決められません。どこかで妥協する必要があります。
この条件は絶対に守りたい、この条件は忘れてもいい……と、選択基準を決めておくのがいいです。
どんなアパート・マンションがいいか

アパートやマンションはそれぞれに違っています。どういうところに住みたいか考えておく必要があります。
- ロフトは欲しいか。
- 防音設は欲しいか。隣の人の生活音がどのくらい聞こえるか。
- ネット環境は備え付けか。どのくらいの強さのネット環境か。
- エアコンは備え付けか。備え付けのエアコンは古いか新しいか。
- ペット可かどうか。
ここから下には特に注意したいことを書いていきます。
部屋が多いと……
部屋が多いと嬉しいです。「俺の城広いぜ!」という気分になれます。
しかし嬉しいのは最初だけ。だんだん掃除が面倒になっていきます。
そして「いつも使う部屋」と「全然使わない部屋」に分かれていきます。「全然使わない部屋」は「物置」へジョブチェンジすることになります。
物置ならまだいい方。全然使わないんだとしたら、その部屋の分だけ家賃を無駄にしていることになります。
駐車場は停めやすそうか
これは車に乗る方が重要になる部分。
個人的に最も難しいと思う駐車場は、表通りの車道からバックで停めないといけないところ。
バックで入ろうとしたときに後ろの車の方が「こいつ、車を停めようとしているな」と悟って車間距離を開けてくれたらラッキー。
しかしみんながみんなそうじゃないです。車間距離を詰められたらバックで駐車できなくなります。
じゃあどうするか……駐車場に頭から突っ込んでみますか。
しかしそうすると今度は出庫するときにバックしないといけなくなります。
大体の方は出勤・登校など出発するときに急いで駐車場から出たいです。そんなときにバックでスッと出るのはなかなか難しいです。
部屋選び
場所が決まったら、次はアパートやマンション内のどの部屋にするかの話になります。
1階VS上の階
結論から言うと、僕は1階より上の階の方が好きです。
1階なら帰るときに楽です。足を怪我したときや荷物が多いときも楽です。
しかし不審者的な人は上の階より下の階に行きそう。
虫も1階の方が出やすいです。上なら出ないというわけじゃないですが。
隣に大きな建物があった場合、下の階だと景色が見えなくなります。上の階なら景色が見えやすく、風通しもよくなります。日光が通りやすければ洗濯物の乾きやすさも変わります。
絶対に上の階がいいわけじゃないです。
熱は上に行くので、夏は上の階が暑くなりやすいと言います(逆に冬は下が寒くなりやすい)。
上の階であればあるほど帰宅に時間がかかります。エレベーターが壊れたときは……
見晴らしがいいということは、外の人から室内が見えやすくなるということでもあります。
地震のときは上の階の方が揺れる、という話も聞いたことがあります。
建物によっては上の階と下の階で家賃に違いがあります。
階段に近い部屋VS階段から遠い部屋
僕は階段から遠い部屋をオススメしたいです。
疲れて帰ってきたときは階段の近くがいいです。しかしそれはそれこれはこれ。
階段の近くはその階の人みんなが通るところ。階段の近くに住んでいると、みんなの足音が気になるかもしれません。
上で書いた不審者の話はここにも関わってきます。
そういう方は奥の部屋より手前の部屋の方が狙いやすそうです。
角部屋は?
角部屋はその階の端っこにある部屋のこと。1つの階に3部屋並んでいたとしたら、1号室と3号室は角部屋。2号室は角部屋じゃないです。
端っこなのでお隣さんは1人。気を使うべき相手が少なくて済みます。
そういういい部屋なので、建物によっては値段が違います。
これは本当にあった話なんですが……その201号室は右に202号室があって左側には壁だけで……しかし左側から物音が! こ、これは心霊現象!
……ではなく、音は振動なので人がいない側から聞こえることもあります。
お隣さんはどんな人?
「ガチャ」という言葉があります。これは「ランダム」「運」みたいなことをガチャガチャに例えた今風の言葉。
アパートやマンションには「隣人ガチャ」みたいなものがあります。
しかしこれは住んでみないとわからない部分。すでに住んでいる人から話を聞けばわかるかもしれません。
下見をオススメ
不動産屋さんに行ったとき、アパートやマンションを実際に見てみるのがいいです。
見せるのも不動産の方々にとっては仕事の一環みたいです。忙しくないかぎりは現場まで連れていってくれます。
終わりに
学校の部活動には「体験入部」というものがあります。
アパートやマンションに「体験入居」なんてことはできませんが、下見をすれば雰囲気をつかみやすくなります。
目星を付けたらいっぺん自分の目で確認するのがオススメです。
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