電気ストーブの選び方 ~種類、エアコンとの比較、値段など~

Electric-Heater 家具
先に今回の結論
  • 部屋全体を暖めたいならエアコン。サーキュレーターで暖かい空気を循環させるとよりいい。
  • ピンポイントで暖めたいなら電気ストーブ。グラファイトヒーターやシーズヒーターがいい。

このブログの記事第1号は何にしようかと思っていましたが、寒いので暖める家具から。

ひもじい(おなかすいた)、寒い、もう死にたい。不幸はこの順番でやってくる……というのはある名作漫画のばあちゃんが言った台詞。
「寒い」は暖房器具でしっかりつぶすべきです。「ひもじい」は吉野家や松のやにゴー。

暖房器具の種類

よく使われるものを挙げます。

エアコン(+サーキュレーター)

エアコン暖房

部屋全体を暖めるならやっぱりこれ。サーキュレーターで空気を循環させれば「上の方だけ暖かい」「下の方は寒い」なんて状況を回避できます。
燃費もかなりいい方。

問題は部屋が乾燥すること。風を出すのでほこりを巻き上げてしまうこともあります。
広い部屋だと温まるまでに時間がかかる、なんてところもあります。

石油ストーブ

暖まるだけじゃなく、石油が消費されるときにいくらかの湿度を作ってくれます。

問題は今どきの灯油が高いこと。灯油をちょくちょく買いに行かないといけないのも面倒です。
灯油を燃やすので、ときどき換気をしないといけません。
燃えているので火傷や家事に注意。

コタツ

冬の恋人。人間や猫をこたつむり効果で引き付けて放さない魔性のアイテム。
今どきは昔からあるアレだけじゃなく、足が長いテーブルタイプもあります。

問題はこたつむり状態で寝てしまったときのこと。「下半身はあたたか」「上半身は寒い」というかたよった状態が長く続くと体調を崩す場合も。

電気毛布・電気あんか

意外と消費電力は少なめ。少ない発熱でも触れていることで効率よく暖めてくれます。
難点は置き場所から動きたくなくなること。

と思ったら、最近は「着る電気毛布」なんてものまであるとか。モバイルバッテリーに充電できる品もあるので、動き回ることも可能。

電気ストーブ

部屋全体を暖めることは苦手。しかし遠赤外線を出してピンポイントで暖めてくれます。
石油ストーブと同じく、火傷や火事には注意。

ハロゲン、カーボン、グラファイト……といくつもの種類があります。

僕は職場でエアコンを使っていますが、自室では電気ストーブを使っています。
ここから先は電気ストーブについてより細かく書いていきます。

僕が電気ストーブを使う理由

夏の冷房に続いて冬も暖房を使えば、器具をあれこれ用意しなくてすみます。
ただ、エアコンを使うと空気が乾燥します。そうなると僕は喉をやられます。これはこれで健康を崩す原因です。

石油ストーブを使うと、ヤカンを乗せたり餅を焼いたりできて楽しそう。しかし僕の部屋は換気が悪いので生命の危機です。灯油を買いに行くのも面倒。

そういうわけで、僕は電気ストーブをずっと使っています。
部屋にはペットもいますが、こいつにはペット用の暖房器具を使っています。

電気ストーブの種類と違い

ハロゲンヒーター
これはハロゲンヒーター。

種類

電気ストーブの種類はこんな感じ。

  • ハロゲンヒーター
  • カーボンヒーター
  • グラファイトヒーター
  • シーズヒーター

どういう仕組みで人間を暖めるか、という違いがあります。

どれが安いのか

ヨドバシ辺りで電気ストーブを見ると、「200W」「400W」とか書いてあります。

どの種類でも「W」が同じなら電気代は同じ。
「W(ワット)」は消費電力のこと。どの電気ストーブだろうと、「200W」と書いてあれば「200W」の分の電力=電気代を消費します。

重要なのは「少ないW(ワット)でも暖かくなれるか」「でかいW(ワット)を使わないと暖かくなれないか」という話。つまり、「同じW(ワット)でより暖かくさせてくれる電気ストーブが電気代安め」ということになります。

電気ストーブが暖かいか暖かくないかを決めるのは、どれだけ多くの遠赤外線を出すかどうか。
上に挙げた4つだと、「ハロゲン<カーボン<グラファイト<シーズ」の順に遠赤外線を多く出してくれます。ハロゲンは弱めでシーズは強め。

ただ、上に行けば行くほど電気ストーブ自体の値段が上がります。
値段を見ながら選ぶのがいいと思います。

実際に使用

人間からの感想

僕はここ数年カーボンヒーターを使っていました。これは150Wと300Wを切り替えられる仕組み。
もっと前はハロゲンヒーターを使っていましたが、カーボンの方が明らかに暖かくしてくれました。

しかし先日新しい電気ストーブを買うことになり、選んだのはグラファイトヒーター。これは200Wと400Wを切り替える仕組みです。

グラファイトを使い始めて気づいたんですが、カーボンの300Wよりグラファイトの200Wの方が暖かく感じます。
遠赤外線をより多く出して電子レンジのように僕を暖めてくれているんだと思います。

ペットからの感想?

これは原因不明なので「どれを選ぶか!」という判断基準にできませんが、ペットもグラファイトの方を気に入っているみたいです。

初めてグラファイトにスイッチを入れたとき、ペット(げっ歯類)が機嫌よさそうにぴょんっとはねて喜んだときの鳴き声を出しました。そしてどういうわけか食欲アップ……なお、グラファイトはペットの方に全然向けていないのでヤツの暖かさは変わりません。
たまたま体調がいいだけかもしれません。

他の方法でもっとあったかくなりたい!

加湿器が有効的です。湿度が上がれば体感温度もアップします。

ただ、加湿器には種類があります。
加熱式は水を加熱し、蒸発させることで加湿します。これはOK。
問題は超音波式。これはタンク内が汚くなると中で細菌やら何やらがたまります。その状態で使えば、病原体を蒸気に乗せて室内へまき散らしてしまいます。

細菌たちのばらまきなんぞやられると喉をいためつけられるので、加熱式がいいです。僕はもう加熱式の加湿器しか使いません。

超音波式にはかわいいデザインの品もあります。僕は機能性重視なので絶対に使いませんが、ファッション重視の方は喉をやられる覚悟を決めてから使ってください。

まとめ

部屋全体を暖めるならやっぱりエアコン。
しかし、ピンポイントに暖めるなら電気ストーブにも勝算があります。
選ぶならグラファイトヒーターやシーズヒーターがオススメです。

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